会の活動

会の活動に至った経緯をまとめました。


数多くある矛盾の中でわたしたちは何を目指すか


東京の木で家を造る会事務局長  稲木 清貴

 試行錯誤の毎日です。目の前には多くの矛盾があります。
 循環型社会の中における住まいづくりとは一体何か。この問いに答えられるものを求め、 目指して、日々活動をしていることは確かです。しかし、私たちの建築現場を見ても、一見、何一つ他と比べて変わってはいません。もちろん脱新建材として自然素材の活用や木材の利用、職人さんの技術の生かし方や、 対話の重要性がそれなりに進んだと思います。
 一方で、住宅建築のあり様を問い直す様な動きまでにはなっていないのも事実です。
 4つの職種から構成されている私たちの会は、どうしてもそれぞれが今までの主張を簡単には変えられないからです。 それでも、その中で少しずつ互いの理解が進み、形になりつつあるものもあります。 今後もこれを推し進めることにより、既存の職域の枠を超えた新しい住まいづくりを確立していくつもりです。
 まず、私が先年、東京都が政策の苗として募集した「東京都再生プロジェクト・産業振興ビジョン」 (都労経局産業政策室)に応募したプロジェクト提案があります。 このプロジェクトは東京の産業・雇用の再生のための提案を公募したもので、 私なりの考え方を入れてあります。会の活動とは少し離れはしますが、 併せてお読みいただきたく考えます。