「旬伐り」の家づくりリポート(3)

 

 記念植樹の風景。

 伐採から始まった「旬伐の家」は、竣工後に植樹をして、次世代に繋いでいきます。


ステップ 10 竣工

 

 二酸化炭素を材の中に封じ込めた「まちの森林」が施主、林家、製材所、工務店、設計事務所の強い連携のもとに完成しました。

そして竣工。
 電気、水道、ガスがつながり、竣工のお祝いが執り行われ、いよいよ引渡しです。
 多摩の森林で育った由緒ある樹木のなかから、専門家のアドバイスを受け、施主が選んだ樹木を、旬のタイミングで伐採し、乾燥・製材し、 木を活かす職人の技を通して家造りに使う「旬伐の家造り」の大団円に近付きます。


ステップ 11 見学会

 
 東京の木で家を造る会では「旬伐の家造り」による竣工した家を、会員対象に見学会を行います。 施主の家造りのエピソード等が語られ、設計者、工務店等の協働者が紹介されます。
 見学者は、本物だけがもつ新鮮な木の香が満ち満ちたすまいを、納得の行くまで観察検討して、 設計者や工務店、会事務局担当者に質問します。



ステップ 12 植樹

 
 山から受け取った樹を山に還して森林を育てる。東京の木で家を造る会の基本理念である、 無限資源の森林を守り育てる活動は、新たな樹を植えて、森林を甦らせる実践活動です。
 新しい芽が、家の材に使えるまでに育つにはこれから先、数十年の年月がかかります。 この家で育った子供たちが成人して、さらに、その子らの子ども、孫たちの代にもなるだろうという長さです。

<施主の声/山の景色を思い出す家>
「子供が ”ぼくの家は山で木を倒して造ったから、山に木を植えるんだ” と、一生懸命、友達に話しているのを聞いて つくづく良かったなあと感じています。そして、太くたのもしい大黒柱、ピンク色の梁を見て山の景色を思い出しています。」

 

施主 Oさん